レース展望・予想

シーズザゴールドvs.キングストリート「スプリングカップ」（金沢競馬）

2014/04/20

金沢競馬の本年度初めての重賞「第24回スプリングカップ」（金沢競馬場2000メートル）が、4月20日（日）のメイン第9レースで行われます。

昨年は暴風雨の影響でレースが途中で打ち切りとなり実施されませんでしたが、今年は新興勢力のシーズザゴールドとキングストリートが顔をそろえて盛り上げてくれそうです。

元南関東オープンの◎1 シーズザゴールド（牡7、金田一昌厩舎）は転入初戦こそジャングルスマイルの2着に敗れましたが、2戦目となった前走はスタートからハナに立って主導権を握ると、3コーナー手前で他馬に詰め寄られながらも直線入口で突き放し、2着に5馬身差をつける圧勝でした。前走の勝ちっぷりからやはり距離が延びた方が良さそうで、ジャングルスマイルが2日目後に笠松で行われるオグリキャップ記念に向かうため不在なら、昨年の報知オールスターカップ以来の重賞制覇に力が入ります。

元中央オープンの○2 キングストリート（セン8、加藤和義厩舎）も転入初戦を快勝し、復活に向けて順調な滑り出しを見せました。A2組と相手も楽でしたが、中団から徐々に押し上げ、4コーナー先頭で回って押し切った勝ちっぷりには底力の違いを感じました。中央ではマイル前後ばかり使われていて距離が延びるのはどうかですが、地方の小回りダートでもやれる手応えはつかんだだけに、重賞戦でも好勝負を演じたいところです。

この2頭に割って入る可能性があるのは▲8 マイネルリボーン（牡4、高橋俊之厩舎）です。前走は逃げたシーズザゴールドの2番手を追走する今まで見られなかった積極的なレース運びを見せて、直線引き離されながらも崩れることなくそのまま2着に粘りました。冬場の遠征効果で力を付けたのは明らかで今回も見せ場がありそうです。

底力ある△7 セイカアレグロ（牡9、佐藤茂厩舎）や追い上げ堅実な△3 ヤマチョウサン（牡8、黒木豊厩舎）も3着争いに加わってきそうです。

＜おすすめの買い目＞
馬単　1→2・8　2→1・8（4点）
3連単（フォーメーション）　1・2→1・2・8→1・2・8・7・3（12点）

スプリングカップの出走表はこちら

（文／中日スポーツ・瀬川剛司）


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