レース展望・予想

安定感でケントリュウコウ「マーガレット特別」（名古屋競馬）

2013/04/17

4月17日（水）の名古屋競馬メイン第11レースは「マーガレット特別」（A級3組、名古屋競馬場1600メートル）です。

ケントリュウコウ（牡5、今津博之厩舎）はA級3組から4組あたりの常連で、今年も堅実な走りを見せてきました。前走も後方から、きっちり追い込んで2着に好走しています。3走前の1400メートル戦ではハナを奪って逃げ切るレースを披露しています。柔軟に動けるのも魅力のひとつです。近況は安定した状態にあるので外枠でもまれれずに行けそうな今回も主導権争いに加わってくるでしょう。

ナムラジャーナル（牡4、宮本仁厩舎）はA級に上がってから1、1、4、2、4着の成績です。着実な差し脚を武器にしぶとく追い込んできます。展開に左右される面はありますが、自分の仕事はしっかりこなして大崩れがありません。引き続き状態面も良好なので、メンバー的にも上位争いが期待できそうです。

ラヴァリーオステル（牡5、圓田修厩舎）は昨年5月以降、勝ち星から遠ざかっていますが、このクラスでは欠かせない存在で、安定して上位争いに加わってくる地力の持ち主です。勝ちみに遅いところはウイークポイントですが、後方から着実に追い上げてくる堅実性は軽視ができません。今回のメンバーに入れば、力量で一歩リードしているかもしれません。久しぶりに勝利をものにするチャンスでしょう。

ホウライオーカン（牡6、藤ケ崎一男厩舎）も後方追い込み型という脚質が定着しています。一歩届かずというレースが続いていますが、ツボにはまれば突き抜けるパワーはあります。展開が向けば首位争いに加わってきます。

このほかではハナを切った時に変わり身がありそうなウィングヴェール（牝6、錦見勇夫厩舎）やゼニスパワー（牡5、角田輝也厩舎）が侮れません。

（文／中日スポーツ・外山謙一）


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