レース展望・予想

強敵不在でデロースに勝機「シリウス賞」(佐賀)

2010/10/30

31日(日)メイン第9レースは「シリウス賞」(2歳1組、1750メートル)。

このレースには前開催のフォーマルハウト賞(10月17日、1750メートル)で3連勝目を挙げたウルトラカイザーや、九州ジュニアグランプリ(10月22日、荒尾1500メートル)を勝ったリョウマニッポンらの登録はありませんでしたが、1~2着馬に九州ジュニアチャンピオン(11月21日、1750メートル)への優先出走権が与えられるため、特別勝ちのまだない馬にとっては、トップクラスの馬たちに追いつくためにも重要なレースとなりました。

デロース(牡、真島元徳厩舎)は、2走前のJRA認定未勝利戦(9月20日、1400メートル)ではキング(九州ジュニアグランプリ2着)に4馬身(コンマ8秒)差を付けて勝利しており、佐賀の2歳トップクラスとも遜色ない存在です。続く前走のフォーマルハウト賞ではウルトラカイザーから5馬身(1秒)差の2着でしたが、同馬が不在の今回は、勝利の大きなチャンスとなりました。

ロイヤルキッス(牝、中川竜馬厩舎)は、デビュー2戦目のJRA認定未勝利戦(7月10日、1400メートル)で逃げ切り勝ちを収めています。ここまで4走とまだ使い込まれておらず、1750メートル初体験となる今回好走してくれば、先々が楽しみな1頭です。

マジックオブラブ(牝、土井道隆厩舎)とシーオブスプリット(牡、大島静夫厩舎)の2頭は、ともに道営では連対できないまま佐賀へ転入してきましたが、転入2戦目で勝利を挙げています。特別戦は初挑戦ですが、この時期の2歳戦ではやはり道営デビュー馬には警戒が必要でしょう。

(文/上妻輝行)


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