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レース展望・予想
安定感抜群ヘリオスに期待「アドマイヤジャパン賞」(門別)
2010/10/25
26日(火)のメイン第11レースは、スタリオンシリーズ「アドマイヤジャパン賞」(C2-1組、1800メートル・20時30分発走予定)。
7月以降、順調に使い込まれて急速な成長を示している3歳馬ヘリオス(牡、田中淳司厩舎)が今回も期待を集めそうです。昨年8月にJRA札幌の新馬戦、芝1800メートル(9頭立て)でデビューするも、後方追走のまままったく見せ場を作れず、勝ち馬から大きく離されての8着と大敗。この一戦のみでJRA登録を抹消され、今春からホッカイドウ競馬に活躍の舞台を移したのですが、5月中旬の転入2戦目で初めて2着と連対圏に食い込むと、約2カ月ぶりの出走となった7月14日のC3戦(1700メートル)で待望の初勝利をゲット。以降は一貫して1700メートルを使われ、すべて馬券圏内という安定したレースぶり。転入後10戦して、勝ち星こそ2つでも、2着5回、3着2回で連対率70%の活躍を見せています。持ち時計も走るたびに詰めている近況で、前走はJRA未勝利クラスでも上位の存在だったフレシータにこそ差し切られたものの3着ヤマノオレンジには4馬身という決定的な差をつけ、急激な地力強化を強く印象づけました。好位から確実に末脚を伸ばす正攻法の走りも安定感抜群で、今回も順当に上位争いに加わってくることでしょう。
とはいえ、相手探しは少々難解な印象。JRA3歳未勝利で転入して今回2戦目のカワカミショコラ(牝、米川昇厩舎)やアースジェガー(牡3、岡島玉一厩舎)、ノートルアンジュ(牝3、原孝明厩舎)らが順当に良化を遂げそうですが、2歳時の実績からは潜在能力最上位であろうリアクションレート(牝3、廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム)が最大の強敵となるかもしれません。小柄で使い込めないタイプで、今回は約1カ月半ぶりの出走になりますが、2歳秋には認定新馬戦勝ち後の2戦目で挑んだ重賞フローラルカップ(門別1700メートル)で、のちにエーデルワイス賞JpnIIIも快勝するオノユウの2着に健闘したほどの高い素質を秘めています。直線一気の豪脚で一閃の可能性も見込め、この馬の走りも大いに注目されます。
(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)
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