レース展望・予想

素質開花したサクラカムイオー「南部鉄器レース」(盛岡)

2010/10/15

南部杯のレコード決着の余韻が冷めやらない盛岡競馬場。それを引き継いだわけでもないでしょうが、16日(土)メイン第10レースは「南部鉄器レース」(B1級二組、ダート1600メートル)、9頭立て。

断然の人気を集めるのはサクラカムイオー(牡4、村上昌幸厩舎)。昨年12月、JRA未勝利、北海道2着1回から転入し、圧巻の8連勝をマーク。秘めた素質が全面開花しました。惜しまれるのはオーガストカップ2着ですが、これは小回り水沢を意識しすぎたため。圧勝続きの盛岡に対し、水沢では勝つには勝っていましたが、反応ひと息。それを考えて坂口裕一騎手が早めに動いて4コーナー先頭に立ちましたが、仕掛けを遅らせたエムアイルシェルの強襲に遭って負けた一戦でした。しかし盛岡に替わった前走・セプテンバーカップを慎重な騎乗に徹して完勝。エムアイルシェルにきっちりお返しをしました。今回はB1昇級初戦ですが、むしろ相手弱化。順当に勝ち星を積み重ねるでしょう。

焦点はヒモ捜しに絞られ、筆頭はエアダーミ(牝4、伊藤和厩舎)。前走、絶妙のペースで逃げて3着でしたが、今回は絶好の1番枠を引き当てた上、単騎逃げが打てるメンバー構成。逃げ残りが有望です。

モエレアンドロメダ(牝5、城地俊光厩舎)は昨年ほどの勢いがなく最後の爆発力が影を潜めていますが、7月の同じ盛岡ダート1600メートル戦で好位抜け出しを決めて快勝。この相手なら積極策に出て連対突入も十分ありそうです。

あとは流れが微妙ですが、決め手一目キングバッハ(牡8、石川栄厩舎)、熱中症明け2戦目バンドマスター(牡8、佐々木修一厩舎)も押さえが必要でしょう。

(文/松尾康司)


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