レース展望・予想

コスモファントム初タイトルなるか「白山大賞典」（金沢）

2010/10/04

金沢競馬唯一のダートグレードレース「第30回白山大賞典JpnIII」（2100メートル）が5日（火）のメイン第10レースに行われます。

この春クラシック路線を歩み、大井のジャパンダートダービーJpnIでも2着と健闘したコスモファントム（牡3、JRA宮徹厩舎）に大注目です。前走後は北海道のビッグレッドファームに放牧に出されて鍛え直されました。帰厩してそれほど時計は出していませんが、硬さがとれて状態は5月の京都新聞杯GII以上との評判です。ここを勝って菊花賞GIへの挑戦プランもあり、金沢でしっかり初タイトルをものにしたいところです。

パワーストラグル（牡4、JRA加藤征弘厩舎）は1000万円以下→準オープンを連勝中の上がり馬です。スマートファルコンの回避で繰り上がりとなり、ダートグレード競走には初登場となります。オープン勝ちがまだないため実績面では見劣りますが、ダート路線に転向してからの活躍ぶりから、地方の小回りコースでどんなレースをするか楽しみです。

JRAのダート重賞で苦戦続きのフサイチピージェイ（牡5、JRA池江泰寿厩舎）も、2月の佐賀記念JpnIIIで2着の内容から地方コースなら警戒は必要です。休み明け2走目とローテーションもいいだけに一変がありそうです。

地元期待のジャングルスマイル（牡4、金田一昌厩舎）も今季最高の仕上がりで出走できそうです。JRAの強豪相手にどれだけ走れるか今回の見どころでもあります。

（文／中日スポーツ・瀬川剛司）


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