レース展望・予想

3歳勢が降級馬に挑む「オクトーバー特別」（佐賀）

2010/10/08

9日（土）メイン第9レースは「オクトーバー特別」（C1級1組、1750メートル）。

モエレダイヤモンド（牝3、東眞市厩舎）は、2月に重賞の飛燕賞での2着や、7月に3歳特別を勝利するなど、3歳限定の中距離戦で上位実績があります。近走はJRA小倉の500万特別への遠征（9、13着）や、ロータスクラウン賞（8着）で結果を残せていませんが、自己条件に戻って相手関係がやや楽になる今回は巻き返しに期待したいところです。

サーベルダンス（牡3、真島元徳厩舎）は、JRA未勝利からの転入初戦です。これまで芝のレースしか使われていませんが、多くのレースで勝ち馬から1秒以内の差に収めています。夏の小倉でも4走と順調に使われてきており、うち2走で3、4着と掲示板内を確保。最近の開催でのC1級特別の実績馬が不在のメンバー構成だけに、初戦から十分な警戒が必要でしょう。

ハートマン（牡4、真島元徳厩舎）は、昨年10月に佐賀へ転入し、C1級特別で上位を確保していました。今年に入ってからは不振でしたが、2走前のC1級2組での2着で復調気配を見せ、前走のB2級3組（9月26日）では転入初戦以来の勝利を挙げました。今回はC1級へ降級しての一戦。調子を戻してきているだけに、昨年秋と同様の好成績も期待できそうです。

ぺぺ（牡5、山田勇厩舎）もB2級からの降級馬です。今年2月のB2級昇級後は、勝利は挙げられませんでしたが、2着4回、3着3回と上位を確保しています。前回の勝利が昨年9月のC1級特別と、1年以上勝ち星を挙げていませんが、上位はしっかりと確保するタイプの馬だけに、引き続き上位進出に期待したいところです。

（文／上妻輝行）


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