レース展望・予想

重賞実績ある牝馬勢に挑む無敗の牡馬2頭「兵庫若駒賞」(園田)

2010/10/27

28日(木)のメイン第11レースに重賞「第3回兵庫若駒賞」(2歳定量、1400メートル)が行われます。

未来優駿シリーズの第4戦で、勝ち馬には11月23日の兵庫ジュニアグランプリJpnIIへの優先出走権が与えられます。

カラカル(牝、寺地隆厩舎)が今年兵庫から2歳として初めてJRAに挑戦(りんどう賞、10月9日・京都芝1400メートル)し9頭立て9番人気ながら2着に善戦しました。速い流れに内々を進んで4コーナー5番手から直線伸びました。ファーストトライ(JRA認定初出走)を圧勝後、門別・リリーカップ5着、前々走の園田プリンセスカップは4着でした。前々走は3コーナーで先頭に立ちましたが、前半に折り合いを欠いたのが直線で影響して後退しました。ここも流れに乗れるかがカギです。

園田プリンセスカップを差し切ったのはリジョウクラウン(牝、溝橋一秀厩舎)です。デビュー戦の820メートルではスピード負けし3着でしたが、1400メートルになってからは4戦3勝です。園田プリンセスカップでは3コーナー過ぎからスパートして4コーナーで先頭に立つ速い脚を使いました。同じ策が打てれば重賞連勝も十分です。

デビューから連勝中の牡馬2頭は牝馬相手には負けられません。3連勝中ホクセツサンデー(牡、田中範雄厩舎)は前走では逃げてミミチャンの追撃をクビ差振り切りました。上がり3ハロン38秒7、1400メートル1分31秒9は評価できます。2連勝中のオオエライジン(牡、橋本忠男厩舎)は前走マメダユウを追って直線抜け出しましたが、1400メートル1分33秒0は平凡な時計です。

デビュー勝ち後は4連敗のマンボビーン(牝、野田学厩舎)ですが、思い切った先行策に出ればスピードがあるだけに怖い存在になりそうです。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)


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