レース展望・予想

2連勝なるかフレシータ「リンカーン賞」(門別)

2010/10/26

27日(水)のメイン第11レースは、スタリオンシリーズ「リンカーン賞」(C1-2組、1800メートル・20時30分発走予定)。

多頭数に実力馬が揃って激戦必至ですが、直線が長い門別コースへの適性抜群のフレシータ(牝3、若松平厩舎)が格上げ初戦でも互角以上の走りを見せてくれそうです。

JRAでは6戦して未勝利。JRA最終戦となった9月18日札幌の未勝利戦で追い込んで2着まで上がるなど、勝ち運さえあれば未勝利を脱出できていてもまったく不思議ない地力を見せていました。そして前走の転入初戦、前が止まりにくい雨後の重馬場にも関わらず後方から徐々に押し上げて直線一気の豪快な差し切り勝ち。C2級では能力が違うと言わんばかりの快勝でした。それもそのはず、道営ではJRA3歳未勝利との条件交流戦が組まれるクラスがC1級。しかも、そこに出走するJRA勢の多くは、JRA戦で上位争いできない馬たちというのが実情であり、いつ未勝利を脱出しても不思議ではなかったフレシータがそれより下級のC2戦をアッサリ勝つのは、当然といえば当然の結果だったわけです。

今回は一つクラスが上がりますが、上記の通りJRA3歳未勝利馬との交流戦が組まれるC1級でも引き続き地力上位であることは、理屈上は間違いのないところ。今回もキッチリ差し切り、JRA復帰の要件を満たす2勝目を挙げられるか注目です。

とはいえ、思わぬ取りこぼしの可能性も。1戦ごとにハッキリ地力強化してきた3歳馬ビービーガザリアス(牡、小野望厩舎)や、JRA未勝利で転入して2戦で粘り強さが増してきたアドマイヤマスター(牡3、廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム)、先行力上位で常に警戒必要なクインリースマイル(牝5、岡島玉一厩舎)らも勝ち負けに加わってきそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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