レース展望・予想

2歳ダート女王襲名かクラーベセクレタ「エーデルワイス賞」(門別)

2010/10/20

21日(木)のメイン第10レースは、現時点でのダート2歳女王決定戦「第13回エーデルワイス賞JpnIII(キングカメハメハ賞)」(1200メートル・20時00分発走予定)。

JRA4頭、岩手1頭、そして地元11頭のフルゲート16頭が顔を揃えて激戦必至ですが、もっとも注目を集めそうなのは地元無敗(3戦3勝)で、栄冠賞、フローラルカップと重賞2勝のクラーベセクレタ(廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム・父ワイルドラッシュ)でしょう。前走1700メートルの重賞フローラルカップも危なげない勝ちっぷりでしたが、現時点ではやはり新馬→栄冠賞でハイパフォーマンスを示した1200メートルへの適性がより高い印象。先行できて、直線でシッカリ伸びる正攻法スタイルもフルゲートの混戦では大きな武器になってきます。これまで負けた2戦はいずれもJRA北海道シリーズの芝レース(函館ラベンダー賞、札幌クローバー賞)で、地元ダートではまったく底を見せていないのも強調材料。発馬でのミスなど大きなアクシデントさえなければ、女王戴冠にもっとも近い存在であることは間違いありません。

とはいえ、JRA4頭も含めてスピード豊かな素質馬たちが揃っているだけに、波乱の結末も考慮しておきたいところ。ほかの地元勢では、新馬戦を9馬身差のブッチギリで圧勝し、前走トライアルのオープン特別も好発から鋭く逃げ切ったマニエリスム(柳澤好美厩舎=認定厩舎社台ファーム・父ゼンノロブロイ)や、同オープン特別2着で続くファンタスティックライト賞をインから突き抜けて快勝したモルフェソングエル(谷口常信厩舎・父ソングオブウインド)、新馬勝ちの後4戦続けて重賞に挑み3、2、3、2着と好勝負を続けているマツリバヤシ(角川秀樹厩舎・父スマートボーイ)らが強敵となりそう。

対するJRA勢では、今回初ダートも前走オープンのカンナステークス4着馬ヤサカシャイニー(JRA水野貴広厩舎・父アドマイヤジャパン)が筆頭格。昨年も道営オノユウでこのレースを快勝するなど、門別コースで抜群の実績を残している武豊騎手の鞍上も魅力的な材料でしょう。

他にも、前走新馬勝ちに続く勝利で重賞Vを狙うバルデュソワール(JRA和田正道厩舎・父Songandaprayer)、前走5戦目で初勝利を挙げるまでずっと芝で使われてきたリアライズノユメ(JRA森秀行厩舎・父アフリート)らが上位食い込みを狙います。

大激戦必至の大一番、20時00分を楽しみにお待ち下さい!

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑