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レース展望・予想
一気に本格化サントアスコット「日高こんぶ特別」(門別)
2010/09/29
30日(木)のメイン第12レースは「日高こんぶ特別」(C1-1組、1700メートル・20時30分発走予定)。
JRAから戻って3戦2勝、一気に本格化してきた高素質馬サントアスコット(牡3、堂山芳則厩舎)が3連勝を狙います。2歳時に北海道2歳優駿JpnIIIでも6着に食い込んだ地力の持ち主。JRAで強敵に揉まれ続けた経験も糧となり、出戻り2戦目から1700メートルで鮮やかに2連勝を飾りました。特に前走は、強気の4コーナー先頭から余力十分に後続を4馬身引き離す圧勝で、将来的にはオープン出世も狙えそうなオーラを感じさせました。2歳時から中距離への適性が際立っていた馬で、転入初戦で仕上がり途上だった1200メートルの3着は仕方のない結果。それでも、その勝ち馬ケイアイグロリアは"B級ほぼ確定"のスピード馬で、わずか0秒3遅れの3着だったのですからサントアスコットの潜在能力の高さを明示する敗戦だったとも言えるでしょう。ともあれ、今回も得意の1700メートル戦で持ち時計も抜けているだけに、再び強気の早め先頭から押し切る競馬を期待できそうです。
フルゲートの一戦だけに思わぬ伏兵の激走もありそうですが、JRA500万円以下からの転入初戦タイガースラム(牡4、廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム)が強敵になりそう。JRAでは順調に使い込めず、今年1月の京都戦を最後に道営移籍となりましたが、昨年8月にはこの門別(1200メートル)で行われたC2級(今季からの編成に当てはめれば今回と同条件のC1級)JRA交流戦で待望の初勝利を挙げた馬。すなわち、もう既に勝っている条件での転入初戦ということで、態勢さえ整っていればサントアスコットに食い下がるシーンも十分に期待できそうです。
ほかにも、サイタ(牝4、北川數男厩舎)やフェニックスハート(牡6、廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム)、カリキュレイター(牝6、佐藤英明厩舎)にトップスタイリスト(牝4、檜森邦夫厩舎)、さらにはマイネフレア(牝4、岡島玉一厩舎)ら現級上位の実力馬が顔をそろえた一戦だけに、思わぬ好配当の決着になるかも知れません。お楽しみに!
(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)
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