レース展望・予想

スピード上位カラカル「園田プリンセスカップ」(園田)

2010/09/21

22日(水)のメイン第10レースに、グランダム・ジャパン2歳シーズンの第1戦、スポーツニッポン新聞社賞「第12回園田プリンセスカップ」(2歳牝馬、1400メートル)が行われます。

笠松からマルヨルビー(山下清春厩舎)、福山からユメミルチカラ(高本敏明厩舎)の2勝馬2頭が遠征して来ますが、地元勢が優位と思います。

中でも門別のリリーカップに挑戦して5着のカラカル(寺地隆厩舎)のスピードを買います。デビュー戦となった6月のファーストトライ(JRA認定)ではハナを切って820メートル50秒8の好タイムでサリーガーテン以下を一蹴しました。リリーカップはレコード勝ちのラスワロフスキーに1秒4差でしたが、1000メートル1分1秒0を計時しました。不安と言えば北海道からの長距離輸送で、馬体重の大幅な減少が見られないかだけです。前走の460キロ台をキープなら一気の逃げ切りが濃厚です。

相手はファーストトライを51秒7で逃げ切り圧勝したマンボビーン(野田学厩舎)です。距離延長の2走目はハイペースに末一息の3着でしたが、前走は好位で折り合いをつけました。結果は牡馬オオエライジンには完敗しましたが、2着に粘っています。カラカルを追って直線で差を詰めるでしょう。

前述した両馬がハナ争いを演じると、差し馬の展開になります。シークレットベース(橋本忠男厩舎)、リジョウクラウン(溝橋一秀厩舎)の両馬が浮上します。両馬とも初戦はスピード馬に完敗しましたが、1400メートルになってセカンドトライ(JRA認定)を差し切っています。シークレットベースはそこそこテンから動きますが、リジョウクラウンは前走に見せた早めのスパートができれば怖い存在です。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)


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