レース展望・予想

汚名返上なるかマニエリスム「ロージズインメイ賞」(門別)

2010/09/21

22日(水)のメイン第11レースは、エーデルワイス賞JpnIIIトライアルのスタリオンシリーズ「ロージズインメイ賞」(2歳牝馬オープン、1200メートル・20時30分発走予定)。

前走、重賞イノセントカップで単勝1.6倍の圧倒的1番人気に支持されるも、大きく出遅れて4着と苦杯をなめた高素質馬マニエリスム(柳澤好美厩舎=認定厩舎・社台ファーム、父ゼンノロブロイ)が汚名返上の2勝目をゲットできるか注目されます。デビュー戦で見せたパフォーマンスがとにかくケタ違い。ハイペースで競り合う先行3頭を追いかけるかたちから、3コーナーあたりでは一旦少し離されかかるシーンもありながら、そこからエンジンがかかると4コーナーでは大外から3頭に並びかけて直線。追われての瞬発力は圧倒的で、正味残り250メートルで2着ポップディーバを9馬身もちぎったのです。この圧巻の走りが多くのファンの脳裏に焼きつき、次戦イノセントカップでは圧倒的な人気に推されたのですが、前が止まらない雨降りの重馬場で痛恨の出遅れ。2番手から突き抜けて4馬身差で圧勝したモエレフウウンジは、次のH1戦ブリーダーズゴールド・ジュニアカップも快勝したことで、あとになってみれば「相手も強かった」と言えるのでしょうが、ほとんどのファンが当時「発馬さえ互角なら……」と感じたことでしょう。ココはまさに、汚名返上だけでなく重賞挑戦に向けて「失地回復」もかかる一戦。デビュー戦で披露した"ケタ違いの瞬発力発揮"に期待が高まります。

強敵になりそうなのが、新馬戦を余裕の追走から直線だけで後続を6馬身も引き離したキングカメハメハ産駒ベッロバンビーナ(原孝明厩舎)。母父サンデーサイレンスという今や「最高レベルの配合」だけに、デビュー2連勝でエーデルワイス賞に駒を進められるのか、同馬の走りも大いに注目です。お見逃しなく!

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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