レース展望・予想

堅実デンヒルダンス粘り込むか「スズカフェニックス賞」(門別)

2010/09/06

7日(火)のメイン第11レースは、スタリオンシリーズ「スズカフェニックス賞」(B1-1組、1200メートル・20時25分発走予定)。

この条件の1200メートル戦では珍しく、テンに速い馬が少ない組合せ。しかも上位人気に支持されそうな各馬に差しタイプが多い一戦です。

そこで注目されるのは、先行できて好位から確実に脚を伸ばしてくるデンヒルダンス(牝5、谷口常信厩舎)。B級上位まで上がってきた今季は、まだ勝ち星こそありませんが、5月19日のシーズン2戦目から8戦続けて掲示板を確保。そして近3走は3、3、2着とキッチリ馬券にも絡んでいます。昨夏も連勝を飾ったように夏場に強いタイプ。折からの猛暑(北海道も例外ではなく)の影響も考慮すれば、夏があまり得意ではない馬より明らかにアドバンテージもあるはず。ココも発馬さえミスしなければ、逃げ馬の直後あたりにつけて行っての好走を期待できそうです。

他の有力馬は差し馬勢。前走B2特別でデンヒルダンス以下を鮮やかに差し切り、JRA未勝利から転入4戦目で待望の初勝利を挙げたホッコービックワン(牡4、村上正和厩舎)が勢いに乗っての2連勝を狙えば、同500万円以下からの転入2戦目で一気に14キロも馬体が絞れて快足イケノナインの3着に追い込んだサクラアビリティー(牡4、桧森邦夫厩舎)もさらに前進必至の一戦。

また近走は差し届かず4着が多いものの、このクラスならいつ勝ってもまったく不思議ではない実力馬ルプソワール(牝5、桑原義光厩舎=認定厩舎サンシャイン牧場)も要警戒ですが、今回の組合せでもっとも激走に気をつけるべきはディアダンサー(牝5、谷口常信厩舎)かもしれません。3歳時には旭川で牝馬重賞も勝っている実力馬で、実績だけならデンヒルダンスを上回る存在。近走はまったく後半の粘りがなく、大敗が続いているものの、今回は逃げ・先行馬が少ない組合せで1番枠をゲット。好発を決めてポンと先手を取れれば、よもやの逃げ残りもあるか。ご注目ください!

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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