レース展望・予想

距離延長克服し、重賞連勝なるかフウウンジ「BGJC」(門別)

2010/09/07

8日(水)のメイン第12レースは、2歳"夏の暫定王者決定戦"「第4回ブリーダーズゴールド・ジュニアカップ(ネオユニヴァース賞)」(H1、1800メートル・20時25分発走予定)。

前走イノセントカップ(H3)で、2着を4馬身ちぎり重賞初制覇を決めたモエレフウウンジ(牡、堂山芳則厩舎・父ゴールドヘイロー)が重賞連勝を狙います。デビュー戦こそ、認定厩舎・社台ファームから出走してきた素質馬カイルアにゴール前で差し返されて2着でしたが、2戦目のルーキーチャレンジを楽々逃げ切って圧勝すると、続く前走も先行策から4コーナー先頭の強気の競馬。圧倒的1番人気に推されたマニエリスムの大出遅れもありましたが、雨で軽くなった馬場状態も味方につけて直線は独走。1分12秒8(重)の好時計で他馬を圧倒しました。今回は初めての1800メートル戦。一気に3ハロン延びるため、その対応が一番の焦点になりそうですが、血統背景からは十分にこなせる範囲内でしょう。父は近親に中距離適性の高い面々が揃っているサンデーサイレンス直仔のゴールドヘイロー、母系も母父ブライアンズタイムに、母母父も米ケンタッキーダービーGI&ブリーダーズカップクラシックGIを制したアンブライドルド(Unbridled)らを輩出したファピアノ(Fappiano)が配合されていて、中距離でさらに良さを発揮してくる可能性も十分ありそう。好ポジションを取りやすい内枠も好材料と言え、重賞2連勝&"夏の暫定王者"襲名を果たせるか注目です。

前走イノセントカップは内枠から先行できず、初めて砂(たっぷり水を含んだ泥質)をかぶるかたちになって追走に苦労したシルバーラビット(牡、田中淳司厩舎・父シルバーチャーム)が強敵になりそう。今回は距離延長を味方に先行策がかないそうで、自分のかたちにさえ持ち込めれば圧勝した新馬戦の再現も十分可能な素質馬です。

新馬戦で、のちにJRA札幌・クローバー賞(芝1500メートル)3着健闘のダブルオーセブンに食い下がったエニフェアー(牡、原孝明厩舎・父ホワイトマズル)もまったく底を見せておらず、中距離適性の高さで首位に迫る場面がありそう。そのほか伏兵陣も多士済々、大注目の一戦です。お見逃しなく!

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑