レース展望・予想

B1特別の常連馬が揃い上位混戦「もみじ特別」（佐賀）

2010/09/19

20日（祝・月）メイン第9レースは「もみじ特別」（B1級1組、1750メートル）。今回は前開催のあさがお特別（8月29日、1400メートル）の1～5着馬など、B1級特別の常連が顔を揃えています。

そのあさがお特別を勝ったファインベルベット（牝5、九日俊光厩舎）は、今年は7月以降に3勝を挙げています。毎年夏場に強いところを見せている馬です。これまでの7勝中5勝が7、8月でのものですが、秋になっても好調を維持しているだけに、まだまだ上位を狙っていけそうです。

ミウラフェニックス（牡7、川田孝好厩舎）は、今回が休養明け3戦目となります。前走は5着でしたが、勝ち馬との差はコンマ5秒差と、休み明け初戦の1秒9差からは大幅に差を詰めてきました。昨年は9月にB1B2級混合特別を勝利しており、この馬の復調には十分な警戒が必要でしょう。

出走馬中唯一のB1級特別初出走となるコアレスルドルフ（牡5、真島元徳厩舎）は、前走B1級への昇級初戦がA3級との混合戦（9月11日、1400メートル）となり、勝ち馬から1秒6差と離された5着に敗れ、佐賀転入初戦から続いていた連対が9でストップしました。今回は特別戦への出走となりますが、1750メートル戦はここまで4戦して3勝、2着1回と好成績を残しています。前走から間隔が詰まっている点は不安材料ですが、疲れが残っていなければ、巻き返しは十分に期待できそうです。

そのほか、ワンスタディオン（牡5、石川浩文厩舎）、ローテコスミオン（牝5、土井道隆厩舎）、エアガルニエ（牝4、古賀光範厩舎）らのB1級特別の上位経験馬に力の差はそれほどないだけに、今回は上位混戦模様となりそうです。

（文／上妻輝行）


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