レース展望・予想

飛躍期すサントアスコット、2連勝なるか(門別)

2010/09/13

14日(火)のメイン第9レースは「ジャパンレース創立30周年記念特別」(C1-2組、1700メートル・20時25分発走予定)。

道営再転入後2戦目の前走を、早め先頭から力強く押し切って通算3勝目を挙げた高素質の3歳馬サントアスコット(牡3、堂山芳則厩舎)が同じ1700メートルで2連勝を狙います。今回は格上げ初戦になりますが、2歳時には2連勝してJpnIIIの北海道2歳優駿にも駒を進めた逸材。勝ち負けには食い込めずも、圧勝したビッグバンから5馬身余りの差で6着に健闘し、素質の良さを印象付けました。

冬場から移籍した中央競馬の舞台(500万円以下)では、5戦して結局初戦の6着が最高成績と結果を残せませんでしたが、実績ある門別に戻ってくれば、そう遠くない将来、オープンまで出世しても決して驚けない潜在能力があると見込まれている1頭です。転入初戦だった2走前のC2特別(1200メートル)は、仕上がり途上と距離不足が重なって伸び負けの3着でしたが、勝ち馬との着差は3/4+1馬身で上々の内容。そして良化段階で臨んだ2戦目の前走は、得意の1700メートルへの距離延長も利して3コーナー先頭という強気の競馬。同じ3歳のヤマノオレンジ(2着)が懸命に食い下がったものの、ゴール前も余力たっぷり着差以上の完勝で、道営復帰後の初勝利を飾りました。その勝利を機に、一気に軌道に乗ってきそうな3歳の秋。2連勝を決めて今後の大きな飛躍の起点とできるか、大いに注目されます。

今回がJRA未勝利からの転入初戦、レッドアンバー(牡3、山田和久厩舎)が強敵になりそう。2歳未勝利戦とはいえ、昨年11月にはJRA京都のダート1400メートル(良)で1分26秒3をマークしており、道営のC1条件なら楽勝まであり得るレベル。しかも今回は、7カ月半という長期休養から復帰して叩き3戦目にあたる絶好のローテーションです。仕上がり良好ならいきなり勝ち負けに加われる可能性十分。

前走、5連勝を決めた強敵イーグルフラップに最後まで食い下がって2着と絶好調キープのクインリースマイル(牝5、岡島玉一厩舎)も上位争い必至の存在で、ゴール前は激しい追い比べになりそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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