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レース展望・予想
JRA準オープンから注目の転入初戦オネストジョン(門別)
2010/08/25
26日(木)のメイン第10レースは、スタリオンシリーズ「アルカセット賞」(オープン、1800メートル・20時30分発走予定)。
JRAや南関東からの転入初戦馬が多数参戦。元JRA勢は、1600万円円以下(準オープン馬)のオネストジョン(牡6、堂山芳則厩舎)とアドマイヤスペース(牝6、成田春男厩舎)、1000万円以下のタカラタロウ(セン6、米川昇厩舎、道営デビュー馬)、500万円以下(1000万円以下からの降級組)のマチカネコロモガワ(牡4、松本隆宏厩舎)という4頭。南関東からは、なんと08年羽田盃優勝のニックバニヤン(牡5、佐久間雅貴厩舎)とB級馬マキノスパーク(牡5、田中淳司厩舎)も入ってきて、彩り鮮やかなメンバー構成となりました。
このうちの大半が、道営記念を見据えての転入と思われる訳ですが、そのレースへの出走要件として「期日までに道営所属馬として3走以上しなければならない」という経歴条件が付されているため、この時点での転入馬大量出走ということになったのでしょう。
それはさておき、中でも注目されるのはオネストジョンです。8月9日の能力検査(門別1000メートル・良)で1分00秒0という破格の時計で圧倒的な1位入線。JRAダート短距離で上位争いしてきたさすがのスピード能力を見せつけたのですが、そこから中2週(中16日)で出走できるのも調整がうまく運んだ証。能検時536キロで、JRA最終戦からの比較ではプラス12キロ。長期休養明けとしては重過ぎない印象で、この転入初戦でも大幅な馬体増ということにはならないでしょう。JRA時、1600メートル以上の距離でまったくといって良いほど良績がなかった点は確かに気になるところですが、JRAよりかなり緩ペースで進むことが多い道営なら、1800メートルを克服できる可能性も低くはなさそう。陣営には、この一戦で距離適性を見極めて今後の方向性を探りたいとの思惑もありそうですが、このメンバー相手に強い競馬を見せられるようなら道営記念に向けて秋の古馬王道路線で中心を担う1頭になってきます。近年もカオリノーブルやエスジービームら元JRAオープン馬たちを鮮やかに復活させた堂山厩舎の看板を、新たに背負って立つ1頭になる可能性も秘めており、大注目の転入初戦です。
対する地元経歴馬では、同じくJRA準オープンから転入して2戦(1勝)したピースデザイン(牡8、成田春男厩舎)が筆頭格でしょうが、前回、屈腱炎の症状が出て出走取消したのはやはり気がかりな材料。高知から戻っての初戦だった赤レンガ記念を快勝した実力馬ゴッドセンド(牡8、桑原義光厩舎)もやはり、見限れない存在です。
(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)
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