レース展望・予想

大混戦も転入初戦トップスタイリストに注目(門別)

2010/07/20

21日(水)のメイン第9レースは「輝け日高胆振農業杯特別」(C2-1組、1700メートル・20時30分発走予定)。抜けた実力馬が見当たらない組合せで、展開次第で結果が大きく変わってきそう。

どの馬にもチャンスがありそうな一戦ということで、注目してみたいのは兵庫から転入初戦のトップスタイリスト(牝4、桧森邦夫厩舎)。2008年11月にJRAでデビューし、3歳の8月末まで走って未勝利に終わりましたが、兵庫に移籍してからは、14戦して3勝を挙げ、掲示板を外したのはわずか4回という上位安定の成績をキープしてきました。前走で勝利し、長距離輸送を経ての転入初戦ですが、順調さを示す前走から中2週。好調期に入った印象のある牝馬だけに、この“押せ押せ”のローテーションもプラスに働く可能性は十分ありそうです。先行しても差してもレースのできる器用なタイプで、兵庫(園田、姫路)とは対極にある広くて大きい門別コースでも初戦から対応できてしまう可能性も感じさせる馬。鞍上もテン乗りで数え切れないくらいの実績を挙げてきた大ベテラン・山口竜一騎手なら当然、楽しみの方が大きいと言えるでしょう。

前走、1700メートルへの距離延長を利して大胆に先手を取り、最後まで踏ん張って単勝万馬券の大穴をあけたエメチャン(牝3、佐藤英明厩舎)も怖い存在。前走の好走がフロックと切り捨てにくい内容だっただけに、前走と同距離でしかも牝馬特有の好調期に入ったのならば、2連勝の期待もかけられそうです。

3歳時には北海優駿(ダービー)を制するも、いよいよ今年で11歳となった老雄サンデーカロ(牡、千葉津代士厩舎)も実績からは決して軽視できない1頭。今季開幕週以来の一戦ということで仕上がり具合がカギにはなりますが、いきなり“古豪健在”を印象づける走りを見せてくれるかも。いずれにせよ、一筋縄では収まりそうもない組合せ。好配当も十分期待できそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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