レース展望・予想

惜敗続きに終止符かスティッチ「サムライハート賞」(門別)

2010/07/19

20日(火)のメイン第8レースはスタリオンシリーズ「サムライハート賞」(C2-1組、1200メートル・20時30分発走予定)。

近2走、格上のC1特別でも連続2着に好走し、現級では明らかに地力上位のスティッチ(牝4、田中淳司厩舎)が不動の中心となりそうです。2走前は勢い最高潮だったニットウプラリーネにゴール寸前で差し切られてわずか半馬身差、そして不良馬場での高速決着となった前走は道悪の鬼・ケーティングクインに押し切られての惜敗でしたが、いずれも力負けではなくC1特別でも"いつでも勝てる"といったスピード能力を披露。番組賞金(この額によって、開催ごとに割り当てられる出走可能レースが決定する)では現級トップグループで、ココは勝っておきたい一戦。4戦ぶりに今季3勝目をゲットできるか、注目です。

前走C2-3組を好時計で逃げ切り、強敵トゥバンを圧倒した3歳馬シシノテイオー(牡、原孝明厩舎)が強敵になりそう。昨年の2歳時にはフレッシュチャレンジ競走(JRA認定新馬)を逃げ切り"日本一早い2歳重賞"栄冠賞でも6着に健闘した快足馬。3歳三冠を狙う北海優駿勝ちの牝馬クラキンコ以外では現3歳勢の中でもトップ級のダッシュ力&スピードを秘めているだけに、単騎でハナを切り、自分の流れに持ち込めれば「そのまま」も十分ありそうです。

冬場の南関東遠征で力をつけて帰ってきたビービーガザリアス(牡3、小野望厩舎)も一発十分。軽度の骨折明けで仕上がり度合いには要注意ですが、2歳11月から3歳1月の大井&川崎戦ではスプリント能力で南関東同世代トップ級のブリーズフレイバーやラムセスジュベリーらと1秒差ほどの走りを見せていました。道営C2級の格付は有利な印象で、他馬を圧倒してしまう可能性までありそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑