レース展望・予想

モエレダイヤモンド佐賀初勝利なるか「青島特別」（佐賀）

2010/07/10

11日（日）メイン第10レースは「青島特別」（3歳1組、1750メートル）。

モエレダイヤモンド（牝、東眞市厩舎）は、1月に佐賀に転入し、2月の飛燕賞2着など、3歳重賞で上位実績がありますが、当地ではまだ勝利を挙げていません。栄城賞ステップの鯱の門特別（5月16日）で3着に敗れ、本戦への出走はかないませんでしたが、その後は3歳特別を3走して2着2回と勝利まであと一歩と迫っています。

カジノメンバー（牡、坂井孝義厩舎）は、鯱の門特別では4着とモエレダイヤモンドに先着されましたが、その次走の仙水峡特別（5月29日、1800メートル）では直線で抜け出して、同馬の追撃を3/4馬身押さえ込んで3歳特別初勝利を挙げました。今回は前開催の七ツ釜特別（6月27日、1750メートル）での競走除外明けとなりますが、昨年12月の佐賀転入後はすべてのレースで掲示板内を確保と素質を見せており、3歳特別2勝目の期待も高そうです。

3歳特別初挑戦馬の中ではオリオンザピカイチ（牡、西岡龍三厩舎）に注目が集まります。ここまで2着が6回となかなか勝ちきれない面がありますが、前走の3歳2組（6月26日、1400メートル）でタチアライ（牡、東美義厩舎）に半馬身差で勝利。2走前にもすでに3歳特別での勝利実績があるカズノミラクルに1馬身差の2着と、3歳特別の実績馬と互角に戦っており、上位を狙っていけそうです。

3歳条件クラスの馬にとっては、ロータスクラウン賞（9月26日）へ出走するためには、ここで勝利を挙げることが重要。白熱したレースが期待できそうです。

（文／上妻輝行）


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