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レース展望・予想
北の一番星"に名乗りかクラーベセクレタ「栄冠賞」(門別)
2010/07/05
6日(火)のメイン第10レースは“日本一早く行われる2歳重賞”の「第35回栄冠賞(マンハッタンカフェ賞)」(H2、1200メートル・20時30分発走予定)。
出走する全14頭がフレッシュチャレンジ(新馬)勝ち馬という超ハイレベルな組み合わせとなった今年の栄冠賞。今季は、4月28日の開幕から全日程(80日間)を輸送のない門別グランシャリオナイターで行うこととした主催者の英断などが実を結び、開幕早々から例年を上回るハイペースで新馬が続々デビュー。早い時期の勝ち上がり馬が多数生まれたことで、全国の注目を集めるこのレースの出走メンバーは非常に魅力的なものとなりました。そのため、ココがまだデビュー2戦目という出走馬が8頭おり、波乱の決着も十分ありえる組合せだと言えるでしょう。
また、地方競馬への参入が認められたクラブ法人の所有馬が初めて、栄冠賞に駒を進めてきたことも大きな注目点の一つ。地方競馬で着実に変革が進んでいることの証とも言えそうな側面も、このレースで示されることになりました。
中心に期待したいのは、今季から参入したクラブ法人・サンデーレーシングが送り込むクラーベセクレタ(牝、廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム・父ワイルドラッシュ)です。6月1日のデビュー戦では最内枠から抜群のダッシュを決めると、そのまま逃げ脚はまったく衰えず、1分14秒8(良)の好時計で2着に3馬身差をつける圧勝でした。今季は開幕から雨に祟られ、不良~稍重の馬場状態での開催も多い中、この週は珍しく乾き切った、時計のかかる馬場状態で行われたのですが、その状況下で楽にマークした上記の時計は、非常に価値が高いといえます。今回はそれ以来の出走ですが、中間は認定厩舎でジックリ調整されて好調子をキープ。デビュー戦が逃げ切り勝ちなので、馬群に揉まれる競馬になった際の懸念は残るものの、スピード能力はこの組合せでも明らかにトップ級。デビュー2連勝で“北の一番星”に名乗りを上げる可能性も十分でしょう。
前走、今季最初の2歳オープン・シニスターミニスター賞で“コスモバルクの後継候補”ラフメット(レース後に右前蹄骨の骨折が判明し、残念ながら長期離脱見込み)をアタマ差まで追い詰めたラビットファレル(牝、田中淳司厩舎・父アグネスデジタル)は、混戦必至の組合せで今回も直線一気の追い込み十分。
新馬戦で圧倒的なスピードを見せて勝ち上がってきたフロレアル(牝、角川秀樹厩舎・父スニッツェル)やクイックスター(牡、田中淳司厩舎・父サウスヴィグラス)、マツリバヤシ(牝、角川秀樹厩舎・父スマートボーイ)、ヤマノラヴ(牝、原孝明厩舎・父アグネスデジタル)も上位争いに加わってきそうです。
(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)
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