レース展望・予想

JRA準オープンの実績馬カゼノコウテイ転入初戦(門別)

2010/07/13

14日(水)のメイン第11レースは「優駿の里北海道安平町アサヒメロン特別」(オープン、1800メートル・20時30分発走予定)。

再転入を含め、JRA・他地方からの転入初戦馬が5頭も混じって波乱含みの一戦と言えそうです。地元の好調なオープン馬たちは、こぞって翌15日に控える古馬王道路線の重賞・星雲賞に向かうため、転入馬を迎え撃つかたちの地元勢は近走不振の面々が多く、そのあたりも勝ち馬検討を少し難しくさせている面があります。

中心に期待したいのはJRA準オープンから転入初戦の7歳馬カゼノコウテイ(牡、山田和久厩舎)です。今年1月末までJRAで走っていた馬で、父テイエムオペラオー×母シンウインドという良血馬。母の名を見てお気づきの方もいるでしょうが、そう、JRA未勝利で昨年ホッカイドウ競馬に転入してブッチギリの2連勝。その後JRAに戻り、今やダート重賞の常連となりつつあるサマーウインドの半兄ということになります。ダートの快足馬である半弟とはまったくキャラクターが異なる、このカゼノコウテイですが、父から受け継いだ持久力で中距離への適性も十分。JRAではデビュー戦(福島ダート1150メートル)以外、すべて芝のレースを使われて準オープンまで出世したのですが、3歳未勝利でいったん地方・兵庫に転出した経験もあります。そこでは、超小回りの園田コースをマクる競馬で克服し、4戦2勝、2着2回とパーフェクト連対の好成績。ダートにも適性があることを示していました。6月28日の能力検査(門別1000メートル)では1分02秒3の好タイムで堂々の1位入線。転入初戦から不足ないレースを見せてくれる可能性は十分で、内容次第では秋に向けての重賞戦線でも楽しみが出てくるかもしれません。ぜひ、注目してみてください。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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