レース展望・予想

A2初勝利を狙うローランビゴラス(園田)

2010/07/28

29日(木)のメイン第10レースに「日刊ゲンダイ杯」(A2、1700メートル)が行われます。

ローランビゴラス(牡5、田中道夫厩舎)がA2での初勝利を狙います。JRA1勝馬で、昨年5月から兵庫に在籍しています。B1では5勝していますが、A2は前回(昨年8月から12月)に2着2回、今回も3走前に2着がありますが、差し切れていません。展開に注文の多い差し一本の脚質が災いしています。しかし、ペースが速くなりそうな今回はそれが大きな味方になります。向正面から仕掛けて、3コーナーで先行勢の直後まで進出していれば、直線で抜け出せそうです。

ハナは降級初戦のミサトタッチ(牝5、坂井光政厩舎)でしょう。A2では今年3月にドンブレイカー(牡6、碇清次郎厩舎)の追撃をアタマ差抑えて逃げ切るなど3勝と、実績は上位です。しかし、ここはコスモアイ(牝5、寺嶋正勝厩舎)など先行タイプが揃っていますので、マイペースは見込めません。ペースが上がれば、どうしても末の甘さが出てしまいます。

ドンブレイカーもA2での初勝利をスタートにかけます。昨年11月から据え置きのA2では、前述したミサトタッチにアタマ差など2着3回ですが、未勝利です。スタートの不安がA2脱出を阻んでいます。アタマ差惜敗のときのように互角のスタートで好位をキープなら差し切りも十分です。

最近は差す競馬を覚えたスペシャルウイング(セン5、曾和直榮厩舎)が、早めスパートから上位争いに加わります。

外枠の援軍は大きいザサンデーアミフジ(牡5、住吉朝男厩舎)が好位で折り合って、3コーナー手前から勝負をかけます。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)


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