レース展望・予想

昇級戦もランスロットルが4連勝か「近江牛特別」（園田）

2010/07/26

27日（火）のメイン第10レースに「近江牛特別」（A2、1400メートル）が行われます。

JRAから転じB1で逃げ切り3連勝中のランスロットル（牡5、重畠勝利厩舎）が昇級戦ですが、勢いで4連勝が濃厚です。JRA時、ダートは1走のみでしたが、地方の深い砂の馬場でもスピードを生かしています。前走こそ2番手追走のタガノブリガデイロにクビ差まで迫られましたが、3走前、前々走は3、2馬身差の楽勝でした。ここ3戦コンビを組んでいた田中学騎手が金沢遠征（読売レディス杯）のため、今回はJRA交流戦で来場している赤木高太郎騎手が手綱です。昨年の園田金盃で今回と同じように赤木騎手がテン乗りだったハスフェルが勝利し、重畠調教師に重賞初Vをもたらしたことを思い出します。すぐ外に逃げたいレッドアメリカン（牝6、西川精治厩舎）がいますが、枠を主張して主導権を取り、一気に突っ走るでしょう。

相手筆頭には降級2戦目のライフチェンジ（セン5、稲田彰宏厩舎）を置きます。このA2では昨年12月は逃げ切りで、今年3月には2番手からの抜け出しで、計2勝しています。A1昇級後はJRA交流戦で5、10、9着、続くA1戦も9、9、6着で前走からA2です。その前走は7、8番手から、逃げたミナミノヒリュウとの差を詰めましたが4着まででした。本来は勝った3月戦のようにテンから動いての抜け出しが勝ちパターンです。目標はランスロットルで、展開がもつれれば逆転もあります。

エフケーアスコット（牝4、平松徳彦厩舎）は短い距離で末脚を生かすタイプです。4走前のB1・2混合1400メートル戦では3番手を進んでゴール前鋭く伸び、逃げるレッドアメリカンをハナ差だけですが捕まえました。A2昇級後も2、3、2着と善戦しています。

JRAから転入初戦のカウンセラー（牡5、保利幸作厩舎）は典型的な短距離血統です。この1400メートルでも、ちょっと長いかもしれません。

（文／大阪日刊スポーツ・池永博省）


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