レース展望・予想

上位拮抗の好メンバー揃った「大樹歴舟川特別」（門別）

2010/06/29

30日（水）のメイン第10レースは「大樹歴舟川特別」（A2－3組、1800メートル・20時30分発走予定）。9頭立てながら上位拮抗の好メンバーが揃って激戦が期待されます。

今季開幕から絶好調、B1特別を4連勝して今回、満を持してA2特別に挑むタグハンター（牡5、松本隆宏厩舎）が引き続き人気の中心になりそう。しかし、近3戦、ワンツーを続けている実力馬フジノダイヒット（牡7、角川秀樹厩舎）との着差が1戦ごとに詰まり、前走いよいよクビ差まで詰められたことで、今回は展開次第で逆転も十分に考えられます。さらには、すでにA級特別で好成績を残しているマンボパートナー（セン5、原孝明厩舎）や、ヤマノトレジャー（牡6、松本隆宏厩舎）が前記2頭を迎え撃つ構図とも言え、ゴール前はかなり激しい追い比べになること必至でしょう。

これら地力の接近した4頭が道中で牽制し合うような展開になれば、楽に主導権を取れそうなシャンパンスコール（牡5、廣森久雄厩舎）が"漁夫の利"を得るケースも出てきそう。出走取消明けではありますが、岩手から移籍して冬場から認定厩舎ノーザンファームで調整され、実戦を2度使われたことによる上積みはかなり大きそう。両レースを連勝したタグハンターとの着差も確実に詰めていただけに、もしも展開が向けば、逃げ残って好配当の使者になるシーンもありえるでしょう。

上記の各馬以外にも、展開がハマれば勝ち切れる地力を秘めた馬がひしめく妙味十分の組合せです。お楽しみに！

（文／日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介）


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