レース展望・予想

初の試み距離選択競走「傾奇武者特別」（金沢）

2010/06/21

1300メートルか1500メートルか、距離を選択して出走できる「距離選択競走」（C1級一、二組）が、6月22日（火）の第7レースと第8レースで実施されます。金沢ではこれまでは格付に与えられた距離条件でしか走ることができませんでしたが、2つの距離のうちどちらかを選べることで各馬の特性を伸ばすことができます。初めての試みですが、今後上位クラスでも行うことができれば、各馬の持ち味がはっきりして、遠征にも行きやすくなると思います。

1300メートルで行われる第7レースのC1級二組では、本格化してスピードに磨きがかかったコメットシャワー（牡4、赤間亨厩舎）が主役を務めます。3連勝中で、そのうちの2勝が1300メートル戦でのものです。今回はさらにクラスが上がりましたが、相性の良さを生かしてスピード勝負に持ち込めそうです。

1500メートルで行われる第8レースの「傾奇武者特別」（C1級一組）では、今季2戦2勝とまだ負けていないグローリーウイナー（牡9、金田一昌厩舎）に注目です。年齢もあって休み休みのローテーションですが、元南関東オープンの実績はここに入れば抜けた存在。大型馬だけに忙しい1300メートルよりじっくり構えて行ける1500メートルの方が良さそうです。

（文／中日スポーツ・瀬川剛司）


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