レース展望・予想

マイペースならコロネット有利「みなづき賞」（福山）

2010/06/12

6月13日（日）のメイン第10レースは、オッズパークグランプリ2010選定競走の「新冠町長杯みなづき賞」（A1、1600メートル）です。

コロネット（牡5、小嶺英喜厩舎）は、前々走のローズふくやま特別（A1）ではクラマテングに終始マークされる形で早い段階で脚を使ってしまい、しんがり負けを喫しましたが、今回はマイペースが確実視されるメンバー構成。同じく前に行くフジノアリオン（牡5、江口秀博厩舎）も何がなんでも先行したいタイプではないのも好材料です。

ナリタブラック（牡8、徳本慶一厩舎）は同じくローズふくやま特別に出走。久々のマイル戦ということで人気を落としながら2着に好走し、マイル戦でも対応できる高い能力を改めて示しました。正月の福山大賞典以来勝利から遠ざかっていますが、遠征続きで減っていた馬体も戻りつつあり、今回は久々の勝機でしょう。

前走の麦秋特別を勝ったアポロコマンダー（牡7、渡邉貞夫厩舎）は、近走の好走はA2級に限られていますが、2月のマイル争覇では福山所属馬で最先着し、その後オープンを連勝したように実力では引けを取りません。

ファイナルグランプリを制したビービーバイラ（牝5、檜山博史厩舎）は、その勝利以降ややトーンダウン気味。今回は得意のマイル戦に戻って巻き返しを期します。

シルキーハヤテ（牡5、末廣卓己厩舎）もさすがにオープンに入っては一時の勢いがありませんが、それでも毎回上位と僅差に健闘。流れ次第では逆転の可能性も高く、人気を落とすようなら狙いどきかもしれません。

（文／土屋真光）


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