レース展望・予想

コスモシンドラーが底力でリード「サマーカップ」（笠松）

2010/06/10

6月11日（金）のメイン第10レースは重賞「第33回サマーカップ」（1400メートル）です。兵庫、福山、金沢からも好メンバーが集まり、激戦模様になりました。

兵庫のコスモシンドラー（牡8、吉行龍穂厩舎）はJRAで5勝を飾り、重賞でも2着になったことがある実力馬です。前走の園田戦でも勝利を収めており、好調を維持して笠松に乗り込んできました。今回のメンバーなら、底力で一歩リードしているでしょう。

金沢のゲイリーアイトーン（セン8、高橋俊之厩舎）も目下2連勝と勢いに乗っています。笠松は走り慣れたコースで経験も豊富。すんなり好位につける出脚も備えています。首位争いを互角に持ち込む可能性は十分あります。

地元勢では追ってしぶといエーシンアクセラン（牡6、伊藤強一厩舎）が意地を示したいところ。前走のローレル争覇では流れが合わず4着でしたが、今回は距離短縮の1400メートル戦。2走前の東海クラウンのように一気に攻めて出られる距離だけに、巻き返しがありそうです。

トウホクビジン（牝4、山中輝久厩舎）は使い詰めの心配もありますが、疲れも見せず、前走のさきたま杯JpnIIIでは4着と見せ場を作りました。今回も先行争いが激しくなる展開が予想されるだけに、直線豪快な追い込みが期待できるかもしれません。

このほかでは福山のビッグボス（牡7、那俄性哲也厩舎）や名古屋のダイナマイトボディ（牝4、角田輝也厩舎）、前走の走りが良かったエイシンイッテン（牡6、伊藤強一厩舎）に警戒が必要でしょう。

（文／中日スポーツ・外山謙一）


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