レース展望・予想

再び自慢の末脚全開かゴッドセンド(門別)

2010/06/01

2日(水)のメイン第12レースは、スタリオンシリーズ「ジャイアントレッカー賞」(オープン、1800メートル・20時30分発走予定)。

高知競馬から再転入初戦の前走、赤レンガ記念(H2)で豪快に突き抜けて圧勝したゴッドセンド(牡8、桑原義光厩舎)が今回も中心的存在となりそう。前走は昨夏の星雲賞(門別)、年末の高知県知事賞(高知)に続く3度目の重賞制覇。昨シーズン、時おり垣間見せていた3~4コーナー中間の勝負どころで息を抜いて行きっぷりが悪くなる癖も顔を出さず、気性面の変化も感じさせる好内容でした。連戦が続いた高知在籍時と違い、ゆったりしたローテーションで臨めるのも好材料、オープン連勝で今季も古馬トップ級として存在感を誇示できるか、注目される一戦です。

その赤レンガ記念でゴッドセンドの後塵を拝したライバルたちも、巻き返しに虎視眈々。転入初戦の赤レンガ記念は6着のマチカネノワキ(牡7、田中淳司厩舎)は、一度使われたことで終いの粘りが一変。前走のオープン特別を先行策から粘り切って久々の勝ち星を挙げ、上昇気流に乗って迎える叩き3戦目。赤レンガ記念でのゴッドセンドとの差(1秒5)を大きく詰める可能性も十分でしょう。

JRA1600万円以下から転入し、約1年5カ月ぶりの復帰戦だった赤レンガ記念で5着のピースデザイン(牡8、成田春男厩舎)も前進必至の1頭、休養前、一昨年夏のJRA函館・漁火ステークスでは、その勝利で4連勝とした"重賞級"の大器サトノコクオーとクビ差の接戦を見せたほどの地力を秘めています。ひと叩きの効果次第では、赤レンガ記念での1秒3差を一気にひっくり返してしまう可能性もありそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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