レース展望・予想

重賞2勝目なるかミリオンディスク「北海道スプリントC」(門別)

2010/06/16

17日(木)のメイン第11レースは「第14回北海道スプリントカップJpnIII(クロフネ賞)」(1200メートル・20時00分発走予定)。

NARグランプリ2009年度代表馬ラブミーチャン(牝3、笠松・柳江仁厩舎)の参戦で例年にも増して注目される組合せとなりましたが、やはりダートグレードで好成績を積み重ねてきたJRA古馬が相手ともなれば、厳しいレースになることも覚悟しておかなければならなさそう。陣営がこの一戦に照準を定めた最大の魅力という「3歳牝馬=斤量51キロ」を生かし、ロケットスタートからのけれんみない逃げで歴戦の古馬の追撃をどこまで封じられるか。このレースの最大の焦点となることは間違いないでしょう。

ラブミーチャンはじめ、2年続けて参戦のポートジェネラル(牡7、高知・雑賀正光厩舎)らテンの速さ抜群のスプリンターが揃った組合せで、有利にレースを運べそうなのがミリオンディスク(牡6、JRA荒川義之厩舎)。ここ3戦はすべて3着止まりでしたが、そこで先着されたJRAスーニやスマートファルコン、トーセンブライトら目の上のたんこぶとも言える実績上位馬がいずれも不在の今回は、重賞初制覇を飾った昨年12月のJRA中山カペラステークスGIII以来となる重賞Vの大きなチャンスでしょう。そのカペラステークスは、2枠4番から終始インをロスなく立ち回り、ゴール前の急坂で一気に差し切って混戦に強いところを示しましたが、今回も内枠の2枠2番。隣枠に逃げると目されるラブミーチャンが入り、道中はインの3~4番手という絶好位を進める可能性十分で、ゴールまで約330メートルという門別の長い直線を利しての圧勝も考えられそうです。

昨年のこのレースの覇者ヴァンクルタテヤマ(牡8、JRA武田博厩舎)は、高知・黒船賞JpnIII時から大きく減ったままの馬体重をどこまで戻せているかが大きなポイントになりそう。昨年のこのレース2着のガブリン(牡8、JRA森秀行厩舎)は、直前に回避馬が出て繰り上がった幸運を生かし、昨年以上の成績=優勝を果たしてもまったく不思議ない実力馬。いずれにせよゴール前、非常に激しい追い比べになるのは必至のメンバー構成です。絶対に、お見逃しなく!

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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