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レース展望・予想
デビュー2連勝で"バルク後継"襲名なるかラフメット(門別)
2010/06/09
10日(木)のメイン第12レースは、スタリオンシリーズ「シニスターミニスター賞」(2歳オープン、1200メートル・20時30分発走予定)。
日本一早く行われる2歳のオープン特別で、世代最初の『2勝馬』が誕生する一戦でもあります。7月6日に門別ナイターで行われる“日本一早い2歳重賞”栄冠賞に直結するレースで、昨年も最初の2歳オープンを勝ったオノユウが栄冠賞、フローラルカップ、エーデルワイス賞JpnIIIを制覇するなど大活躍。今後の道営2歳戦線を占う上でも「絶対に見逃せない一戦」だと言えます。
その中でも、もっとも注目を集めそうなのは5月12日の新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ、門別1000メートル)をいきなり1分00秒9という好時計で快勝したラフメット(牡、田部和則厩舎=認定厩舎ビッグレッドファーム・父ロージズインメイ)でしょう。鞍上は五十嵐冬樹騎手、そう、今春惜しまれながら現役を退いた地方所属&日高生産「初の国際GI馬」コスモバルクを育て上げた“チーム・コスモバルク”がその後継にと送り込んだ素質馬です。
4月27日の能力検査(門別800メートル)で楽々48秒6の超抜時計を叩き出し、新馬戦では単勝1.1倍の圧倒的1番人気に推されましたが、その期待に違わぬ高い素質を見せつけて着差(1馬身)以上の圧勝デビュー。陣営は、逃げても圧倒できそうな速力を認識しながらも、先々を見据えて1000メートル戦なのに、あえて中団うしろに控える競馬を試行。引っ掛かるようなそぶりも見せず、徐々にポジションを上げていくと4コーナー3番手の外から直線もほぼ馬なりのまま差し切って“優等生”ぶりも感じさせました。今回、200メートルの距離延長は歓迎材料で、デビュー戦の楽勝ぶりから相手強化に泣くシーンも想定しづらいところ。キッチリ決めて、堂々“最有力馬”として栄冠賞に向かうことになる可能性十分でしょう。
5月27日の新馬戦(門別1200メートル)で2着を6馬身もちぎって圧勝したアイファーコラソン(牝、田中正二厩舎・父スターリングローズ)や、同じ日の1000メートルの新馬戦でインから突き抜けて好時計で快勝したキモンレッド(牝、角川秀樹厩舎・父サウスヴィグラス)らが強敵になりそうですが、兎にも角にも注目したい今季最初の2歳オープン特別です。絶対に、お見逃しなく!
(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)
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