レース展望・予想

コアレスレーサー、ソニックルーラー注目の対決（盛岡）

2010/05/22

23日（日）メイン第10レースは「あすなろ賞」（オープン、ダート1800メートル）。岩手伝統の重賞・みちのく大賞典トライアルです。

注目はコアレスレーサー（牡6、熊谷昇厩舎）、ソニックルーラー（牡7、小林義明厩舎）の初対決。両馬は1歳違いですが、JRA時代にも直接対決は一度もありません。

コアレスレーサーは昨年8月、JRA1勝から転入後、C1スタートから圧巻の6連勝をマーク。B2の格下でしたが、競馬専門紙記者推薦で岩手版グランプリレース・桐花賞へ挑戦。残念ながら力及ばず6着に敗れましたが、自己条件に戻って再び快進撃を続け、3連勝でこのレースへ臨んできました。ここも突破なら、みちのく大賞典でも好勝負へ持ち込めるでしょう。

一方、ソニックルーラーはJRA芝2勝、ダート1勝、1600万円条件からの転入。興味深いのが3勝すべてが長距離戦で芝2500メートル、芝2600メートル、そしてダート2100メートル。岩手転入後も1800メートル戦で2連勝。いかにもパワーが要求される馬場向きの印象を与えています。走破タイムも上々ですし、コアレスレーサーを破るとすればこの馬でしょう。

上記2頭のラインは堅そうですが、仮に割って入るとすれば時に大駆けを披露するダンストンリアル（牡6、村上実厩舎）、昨年のあすなろ賞優勝馬アンダーボナンザ（牡6、村上実厩舎）、前走でソニックルーラーに0秒1差まで肉薄したサンシャインヘイロ（牡9、晴山厚司厩舎）あたり。しかし2頭の牙城を切り崩すのは至難かもしれません。

（文／松尾康司）


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