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レース展望・予想
ムツミマーベラス無敗でダービー制覇へ「福山ダービー」(福山)
2010/05/01
5月2日(日)のメイン第10レースは重賞「第37回福山ダービー」(3歳、1800メートル)です。注目はここまで9戦無敗のムツミマーベラス(牝、末廣卓己厩舎)と、重賞3勝のフォーインワン(牡、松本満夫厩舎)の2強による、ダービー馬の座をかけた直接対決でしょう。
ムツミマーベラスは、今年初出走となった前走のつつじ特別(A4)が、5カ月の休み明けの上、昨年の福山王冠の勝ち馬グラスレジェンドを含む古馬A級との初対戦。この時期の3歳牝馬にとって非常に高いハードルであったにも関わらず、これまでと変わらないレースぶりであっさりとクリアしてみせました。これで9戦9勝となり、無敗のダービー女王に王手。敢えて懸念点を挙げるとすれば、初の1800メートルと、休養前と比べて馬体があまり増えていない点ですが、不安よりも期待の方が大きいのは間違いありません。
対するフォーインワンは、ムツミマーベラスが戦線を離脱して以降、当初は代役のような存在でしたが、距離が伸びるごとに能力を開花させ、今やこの世代を代表する看板馬にまで成長しました。前走の卯月特別(A4)は、ムツミマーベラスの前走と同級ですが、こちらの方が時計も速く、価値の高いもの。加えて、すでにこの距離にも実績があるのはアドバンテージとなるでしょう。昨年暮れからこの世代を牽引してきた自負からも、今回は負けられない一戦となります。
伏兵陣はビクトリー軍団の3頭がこれまでの成績から有力。ビクトリジュウベエ(牡、渡邉貞夫厩舎)は、キングカップ2着があるように、距離経験が大きく活きてきそうです。キングカップ3着のビクトリーノブナガ(牡、松本満夫厩舎)もビクトリジュウベエともども先行してどこまで踏ん張れるかがカギになるでしょう。ビクトリーヒマワリ(牝、渡邉貞夫厩舎)は逆に2強と一緒に勝負どころで上がっていけるかがポイントになりそうです。
もう1頭挙げるならばムツミクリーク(牝、鋤田誠二厩舎)。勝ち鞍こそ昨年9月以来ありませんが、若駒賞2着、福山プリンセスカップ3着から実績では見劣りしません。とはいえ、この馬を含め伏兵陣は2強と大きな差があるのは否めません。
(文/土屋真光)
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