レース展望・予想

今季2連勝が圧巻の内容、さらに上昇かスティッチ(門別)

2010/05/25

26日(水)のメイン第10レースは、スタリオンシリーズ「マイネルセレクト賞」(C2-1組、1000メートル・20時30分発走予定)。

冬場の南関東(浦和)遠征から戻り、今季開幕から強い内容で2連勝中のスティッチ(牝4、田中淳司厩舎)が一気の3連勝を狙います。冬場は体調もひと息だったのか、南関東移籍直後はまったく見せ場を作れず勝ち馬に大きく引き離されてしまうレースが3戦続きましたが、4~5戦目はいずれも勝ち馬から0秒4差の2着→4着と踏ん張り、体調アップが感じられる中での道営復帰。再転入後は完全に上昇期に入ったようで、出戻り初戦のC3-1組戦(門別1200メートル)を好時計で逃げ切って圧勝すると、続く格上げ初戦のC2-1組特別も4コーナー2番手から抜け出して快勝。目下の勢いの違いを見せつけました。特に前走は、3頭雁行のかたちになった4コーナーでの手ごたえは一番劣って見えたのですが、そこから抜け出して2着に2馬身差をつけたのですから「強い」の一語でした。好調期に入っている牝馬で、短期間に下降線をたどり始めることは考えづらく、ココも勝ち負けに加わってきそう。今回は1ハロン短くなっての1000メートル、しかもフルゲート12頭だけに、出負けしてしまうと一気に苦しくなる懸念はありますが、発馬も非常に安定している近況なので期待にこたえてくれる可能性の方が高そうです。

前走で2、3着に負かしているタマキチャン(牝4、北川數男厩舎)、ケーティングクイン(牝5、國信滿厩舎)らが今回も相手となりそうですが、本来のスピード上位で、ともに今季初戦をひと叩きされたハトチャン(牝4、林和弘厩舎)やヒマワリムスメ(牝5、伊藤靖則厩舎)の前進も警戒しておく必要がありそうです。

(文/日高軽種馬振興対策推進協議会・神谷健介)


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