レース展望・予想

金沢初戦コスモアブソルートに注目「スプリングカップ」（金沢）

2010/04/10

金沢競馬の今年度初めての重賞「第20回スプリングカップ」（A級、1900メートル）が4月11日（日）のメイン第10レースに行われます。

金沢には初登場となるコスモアブソルート（牡8、高橋俊之厩舎）が、どんなレースをするか注目が集まります。昨年12月初旬に中央から金沢へすでに移籍していましたが、出走予定していた正月競馬が降雪ためにレース取り止めとなってしまい、今冬は園田で使われていました。園田ではA1・A2で3走して3、2、4着と善戦していたことから、金沢のトップクラスでも十分にやれそうな手応えです。いきなりの重賞と条件は甘くないですが、中央でダート1800メートル戦を中心に使われていた実績から、この距離がもっとも持ち味を発揮してくれそうです。

ゴールデンミション（牡6、鷹尾雄治厩舎）は、正月競馬もしっかり勝って、中日杯勝ちがフロックではないことを証明しました。この冬は遠征に向かわず、自厩舎で連戦の疲れを癒やしたことで、大分リフレッシュできたようです。新興勢力のコスモアブソルートとの力量比較がポイントとなりますが、直前の追い切りの動きもスムーズだっただけに、能力は発揮できそうです。

ナムラグローリー（牡6、藤木一男厩舎）も追い切りでシャープな動きを見せています。先行争いが激しくなれば、中団から突き抜けるチャンスがありそうです。

（文／中日スポーツ・瀬川剛司）


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