レース展望・予想

勢いに乗るスペースモア「C級チャンピオン」（笠松）

2010/04/29

4月30日（金）のメイン第11レースは「C級チャンピオン」（C級1組(イ)、1600メートル）です。伸び盛りの好調馬が揃って激戦模様の一戦になりました。

スペースモア（牡4、錦見勇夫厩舎）は今年に入って3着を外したのは1回だけで6勝をマーク。前走はC級1組特別で2着に4馬身差をつけて圧勝しました。レースぶりも逃げあり、差しありで柔軟性があり、どんな展開にも対応できます。このクラスではすでに抜けた力がありそうで、今回も崩れることは考えにくい存在です。

スリーコマンド（牡4、井上孝彦厩舎）も目下3連勝と勢いに乗っています。前走はC級2組特選での逃げ切り勝ち。1600メートルの距離もバテずに乗り切ったことは大きな自信になったことでしょう。2、3番手に控えてもレースができるタイプだけに、今回のレースが楽しみです。

ピーチパトラ（牝4、藤田正治厩舎）も好調をキープしています。スピードでグイグイ押すタイプで、ハナを切れなかったときにやや不安も残りますが、このメンバーに入っても先手を取る公算が大。どこまで自分のペースに持ち込むかが勝利の鍵を握ります。

マルヨフォーティ（牡5、柴田高志厩舎）はどっしり落ち着いたレースぶりです。切れるタイプではありませんが、どんな相手でもそれなりに動けるのが魅力です。2走前にはC級1組特別でもしぶといレースを披露しています。

1戦ごとにパワーアップしてきたシルクスパングル（牝6、藤田正治厩舎）も前走で豪快な差し脚を見せつけました。前走の勝利できっかけをつかめば今回も侮れません。

マジョリーフェア（牝4、柴田高志厩舎）も好調度ではほかの馬にヒケは取りません。

このほか末脚が鋭いモスキャンピオン（牝4、法理勝弘厩舎）も流れ次第で一発を秘める勢いにあります。

（文／中日スポーツ・外山謙一）


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