レース展望・予想

前走の走り光ったトーホウバルカン（名古屋）

2010/03/22

3月23日（火）のメイン第10レースは「牡羊座特別」（B級1組、1600メートル）です。

トーホウバルカン（牡6、本名信行厩舎）は前走のB級1組特別で勝ち馬にアタマ差まで迫る差し脚を披露して2着に突っ込んできました。昨年暮れから、勝ち星はありませんが、前走の走りを見るとかなり調子を上げてきた感じです。傑出馬不在の今回のメンバーなら、勝利が見えてきそうです。

勢いに乗っているのがスルーザグリーン（セン6、今津博之厩舎）です。名古屋に再転入してからB級戦で手堅い走りを見せてきましたが、ここ2走は他馬を圧倒する動きで連勝を飾りました。春を迎えてひと皮むけたと見れば、今回のメンバーでも圧勝して不思議はありません。

スマートループ（牝5、角田輝也厩舎）も好調をキープしており不気味な存在です。今年に入ってからB級戦ですでに3勝をマーク、馬券外がない安定した走りを示し、前走の1600メートル戦も一気の逃げ切り勝ちを収めました。今回もペースを握れば、あっさりのシーンがあるかもしれません。

相手なりに走れるマホロバ（セン6、原口次夫厩舎）も状態そのものは悪くないだけに大崩れはないでしょう。

このほかでは地力で勝るイエローファイト（牝6、井手上慎一厩舎）やオグリオトメ（牝5、山中輝久厩舎）、サンキンツヨシ（牡9、錦見勇夫厩舎）が侮れませんが、近況の走りがやや物足りない感じです。

（文／中日スポーツ・外山謙一）


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