レース展望・予想

激戦も力つけてきたスリーコマンド「橘特別」（笠松）

2010/03/09

3月10日（水）のメイン第10レースは「橘（たちばな）特別」（C級13組(ロ)、1400メートル）です。

スリーコマンド（牡4、井上孝彦厩舎）は笠松転入後、6戦して4勝しています。負けたレースはいずれも特別戦でしたが、崩れたわけではなく、敗因ははっきりしています。追い切りの動きも上々で気配は変わらず良好。特別戦3度目の今回は三度目の正直といきたいところです。

キュートトリックス（牝4、加藤幸保厩舎）も特別戦では8、5着でしたが、前走の平場戦で白星を飾っているように調子自体は安定した状態にあります。特別戦では流れが違うので、いままでは戸惑っていたところがあったかもしれませんが、力をつけていることは明らかだけに警戒したい1頭です。

コパノファンタメ（牝4、後藤保厩舎）はひと息後だった前走の走りが光りました。時計も優秀で、ひと叩きした今回は息づかいも変わってきそうです。

サンマルエミネム（牡4、新山廣道厩舎）は2走前の笠松戦で勝利を収めています。続く前走の名古屋戦でも快勝してリズムに乗っています。笠松コースとの相性も良さそうなので、今回も互角の勝負が可能でしょう。

このほか、前走鮮やかに差し切ったマスターディアナ（牝4、法理勝弘厩舎）や、近況2連勝と勢いに乗っているキングコマンダー（牡4、藤田正治厩舎）、金沢のパープルミツバチ（牡4、鈴木正也厩舎）も侮れません。

（文／中日スポーツ・外山謙一）


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