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レース展望・予想
年度末にふさわしい混戦の大一番「ファイナルGP」(福山)
2010/03/27
3月28日(日)のメイン第10レースは重賞「第3回ファイナルグランプリ(4歳以上ファン投票、1800メートル)です。重賞の常連に加えて、上がり馬、他地区からの参戦、そしてアラブと好メンバーが揃い、混戦の様相を呈しています。
中心となるのはナリタブラック(牡8、徳本慶一厩舎)。1月の福山大賞典で念願の重賞初制覇。その後挑戦した佐賀記念JpnIIIではさすがに相手が強く好結果を残せませんでしたが、続いて園田に遠征して出走の六甲盃では、全国区のメンバーを相手に3着と健闘を見せました。地元戦は約3カ月ぶりとなりますが、福山の大将格として今回も好走が期待されます。
今年は他地区から兵庫のバンバンバンク(牡5、田中範雄厩舎)が参戦。一昨年の兵庫ダービーを含めて園田で重賞3勝の実績。福山は昨年の瀬戸内賞で出走し、その時は6着とふるいませんでしたが、これは良化途上だったため。これくらいの距離は本来得意としているだけに、まだまだ注意が必要です。
4連勝でここに駒を進めてきたシルキーハヤテ(牡5、末廣卓己厩舎)にも注目。福山ではここまで31戦して24勝、2着5回を含めいずれも4着以内。下級条件のときよりも、むしろ距離が延びた近走の方が強さが際立っており、重賞初挑戦の今回でも能力に見劣りはしません。
このシルキーハヤテを6走前に破ったのが、同じく上がり馬のビービーバイラ(牝5、檜山博史厩舎)。こちらも33戦して20勝、2着11回を含め、福山では4着をはずしたことがありません。ただ、ピークを過ぎての馬体減、一気の相手強化と課題も少なくありません。
アラブからはザラストアラビアン(牡5、松本満夫厩舎)、フジノコウザン(牡7、吉井勝宏厩舎)が出走。特に昨秋以来、不得手の距離を使わされていたザラストアラビアンにとっては、久々に距離が延びる絶好機。初のサラ一線級との対戦になりますが、不安よりも楽しみが大きいところです。
(文/土屋真光)
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