レース展望・予想

遠征帰りのギオンゴールドに期待「宝満山特別」（佐賀）

2010/02/13

14日（日）メイン第10レースは「宝満山特別」（A1級、1800メートル）。

11日に行われた佐賀記念JpnIIIの裏番組となり、オープン特別としてはややさびしい顔ぶれとなりました。

ギオンゴールド（牝4、九日俊光厩舎）は、年末の中島記念にファン投票で選ばれましたが、距離適性を考慮して兵庫ゴールドトロフィーJpnIII（12月24日、園田）へ出走しました。ダートグレード戦初出走で、九州外への初遠征ということもあり、勝ち馬から1秒6差の8着に終わりましたが、今年夏の九州短距離路線に向けて、大きな経験を積んだことでしょう。佐賀のオープンではこのところ短距離戦が組まれておらず、なかなかこの馬の適距離に出走できませんが、中距離のオープン特別でも1800メートル戦ではアルカライズからコンマ2秒差3着の実績があります。最内枠を活かして先手を取れれば、このメンバー相手なら勝利も十分に期待できそうです。

前開催の鶴見岳特別（1月31日、2000メートル）の上位4頭は佐賀記念JpnIII出走馬とワンパクメロ。ステルスグリーン（牡7、東美義厩舎）は、それに次いでの5位入線でしたが、進路妨害のため7着に降着となりました。12月以降はA1のトップクラス相手にまずまずの競馬をしていただけに、前走の1～4着が揃って不在の今回は優勝争いにまで手が届きそうです。

キョウワロアリング（牡9、佐藤正則厩舎）がJRAからの移籍初戦を迎えます。07年の北九州記念JpnIII（JRA小倉芝1200メートル）の優勝馬ですが、約1年6カ月ぶりの実戦なだけに、今回はレース感覚を取り戻すためのレースとなりそうです。

（文／上妻輝行）



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