レース展望・予想

九州産3歳馬チャンピオン決定戦「たんぽぽ賞」（荒尾）

2010/02/22

23日（火）メイン第10レースは重賞「第14回たんぽぽ賞」（3歳九州産、JRA500万円以下・地方全国交流、1500メートル）。3歳九州産馬のチャンピオン決定戦です。

コウユーヒーロー（牡、JRA大根田裕之厩舎、熊本産）とカシノピストン（牡、JRA福永甲厩舎、熊本産）の2頭は、10月に九州産馬以外との未勝利戦で勝利を収め、その後の500万円以下条件で勝ち馬から1秒前後の差に健闘したこともあります。2歳時に1勝を挙げていたため、たんぽぽ賞トライアル戦には出走権がありませんでした。荒尾での出走は今回が初めてとなりますが、ダート戦の経験も豊富なだけに、好成績が期待できそうです。

たんぽぽ賞トライアルはノカイドウ特別（1月26日、1400メートル）をカシノグローブ（牡、JRA田所清広厩舎、鹿児島産）が、ミヤマキリシマ特別（2月10日、1400メートル）をミゲール（牡、JRA坪憲章厩舎、熊本産）が勝利。両レースともにJRA勢が制し、本戦へと駒を進めてきました。

このほかのJRA勢も、前走笠松での条件交流戦を勝利したキリシマウイング（牝、JRA柴田政見厩舎、宮崎産）をはじめ、未勝利でも自己条件で上位入着歴を持つ馬が揃っており、例年以上の層の厚さとなりました。
対する地方勢も、ノカイドウ特別で勝ち馬にクビ差と迫ったレッドエンゼル（牡、荒尾・松島壽厩舎、熊本産）や、同レース3着のシャーククレセント（牡、兵庫・薮田辰己厩舎、鹿児島産）、ミヤマキリシマ特別3着のクラトリスイコウ（牡、荒尾・坂本彰厩舎、鹿児島産）らのトライアル上位馬が出走。JRA勢の一角崩しも十分に期待できそうです。

（文／上妻輝行）


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