レース展望・予想

重賞勝ち馬不在で新興勢力の台頭に期待「花吹雪賞」(佐賀)

2010/01/23

24日(日)メイン第10レースは重賞「第51回花吹雪賞」(3歳牝馬、1800メートル)。四国・九州地区のJRA桜花賞GIステップ代表馬選定競走ですが、今年は高知、荒尾からの参戦がなく、佐賀所属馬11頭によって争われます。

2歳重賞勝ちがあるフレーザーハクユウとネオアサティスがともにすでに大井へ転出し、佐賀の3歳世代には重賞勝ち馬が不在の状況。佐賀で今年最初の3歳重賞となるこのレースは、春の重賞戦線へ向けて大きな意味を持ってきそうです。

モエレダイヤモンド(東眞市厩舎)は、道営でのデビュー2戦目で勝利を挙げています。佐賀転入初戦となった前走の初夢特別(1月2日、1800メートル)では勝ち馬からコンマ3秒差の3着とまずまずの滑り出し。前走で1800メートルも経験しており、転入2戦目での重賞制覇も十分に可能性がありそうです。

ミクロン(三小田幸人厩舎)は、大井でのデビュー戦を勝ちましたが、その後は苦戦していました。こちらも1月に佐賀に転入し、初戦の新春特別(1月4日、1750メートル)では、約3カ月半の休養明けで古馬B2級と対戦と不利な条件が重なり12着と最下位に敗れていますが、3歳牝馬同士の争いとなる今回は警戒が必要でしょう。

ゴールドセント(土井道隆厩舎)は、2歳時にフレーザーハクユウやネオアサティスには大きく離されましたが、特別戦で3走連続の2着や、九州ジュニアチャンピオンでは牝馬最先着の4着など、特別での実績は最上位です。明け3歳初戦の前走、古馬C1級3組(1月9日、1400メートル)では勝ち馬から2秒1差の8着と大きく敗れている点は気がかりですが、巻き返しに期待したいところです。

(文/上妻輝行)


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