レース展望・予想

上り調子のイイデケンシン逃げ切り濃厚(園田)

2010/01/19

20日(水)のメイン第11レースに「ファシリティーズカップ」(A1、1400メートル)が行われます。

イイデケンシン(牡5、田中範雄厩舎)がようやく調子を上げてきました。JRA在籍時は川崎・全日本2歳優駿JpnIで逃げ切っています。その後は勝ち星がなく、昨年1月から兵庫に転じ、初戦で2着し、名古屋大賞典JpnIII9着後に休養しました。8月の復帰戦を逃げ切り、余勢を駆って遠征した福山・瀬戸内賞もマイペースで押し切りました。しかし、その後は調子を崩し4、2着でしたが、前々走笠松グランプリで復活星を挙げました。2番手を進んで、3コーナーで先頭に立ってマサアンビションの追撃を抑えました。逃げないレースでの勝利は、JRA新馬戦以来で評価できます。前走A1は本来の逃げで楽勝しています。今回は58キロを背負っていますが、内枠にいるレッドアメリカン(牝6、西川精治厩舎)と互角のスタートならスピードの違いで主導権を握り、逃げ切りが濃厚です。

相手は牝馬2頭。エンタノメガミ(牝6、中塚猛厩舎)は兵庫クイーンカップでダイナマイトボディの2着、前走兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは51キロと恵まれ6着と善戦しています。今回も手の内に入れている川原正一騎手が手綱で、向正面から動いて、3キロの斤量差を生かしてイイデケンシンに迫ります。

ホールドマイラヴ(牝6、野田学厩舎)は前述した兵庫クイーンカップ、兵庫ゴールドトロフィーでエンタノメガミに後塵を拝しています。しかし、もつれそうな2着争いになれば直線を向いて強襲のシーンも十分です。

JRA2勝馬マイネルスパーダ(牡7、尾林幸二厩舎)は転入後、勝ち星こそありませんが、近2走は積極策から善戦しており、気配は上向きです。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)


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