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レース展望・予想
全馬初距離で波乱も「園田ジュニアカップ」(園田)
2009/12/30
31日(木)のメイン第10レースに重賞「第38回園田ジュニアカップ」(2歳、1700メートル)が行われます。兵庫の2歳王者決定戦です。全馬が初めての距離だけに伏兵の出現を警戒しましょう。11月の兵庫ジュニアグランプリJpnIIに出走した馬が上位の評価です。中でもクビ差で5、6着だった平松徳彦厩舎のフィオーレハーバー(牡)、ハイパーフォルテ(牡)に注目します。
フィオーレハーバーはデビューから逃げ切りで3連勝しましたが、圧倒的1番人気となった兵庫若駒賞は直線で失速し4着に沈みました。続く兵庫ジュニアグランプリでは地元最先着ですが、気性的に距離延長は割り引き材料です。ただ、マイペースの逃げが見込める展開の味方はあります。
一方、ハイパーフォルテは距離が延びた方が有利と見ます。前走は圧巻でした。11頭立ての後方8、9番手を進み、向正面からスパートして、3コーナーで先頭に立ったタガノパンデミック(牡、碇清次郎厩舎)を直線で楽に捕まえました。そのレース内容から、前述したように距離延長でさらに展開が楽になりそうです。
兵庫ジュニアグランプリはひと息だった兵庫若駒賞馬タガノバロット(牡、國澤利照厩舎)が巻き返しを狙いたいところですが、前走内容からフウリンカザン(牡、中塚猛厩舎)が台頭しそうです。デビューから7戦2勝、3着5回。初勝利となったセカンドトライ(JRA認定未勝利)以来の2勝目となった前走は3番手を進んで向正面一気から3コーナーで先頭に立つと2着ビックリタイザン(牡、上田二郎厩舎)を8馬身ちぎりました。ここは早め勝負で平松厩舎勢を一蹴のシーンも十分です。折り合いのつくタイプだけに距離が延びて安定度がさらに増すと思います。
2着が続いたものの前走でそのウサを晴らしたギガビット(牡、橋本忠男厩舎)、デビューから5戦オール連対のオキナワノペガサス(牡、森澤友貴厩舎)が続きます。
(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)
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