レース展望・予想

久々も負けられないアルドラゴン（園田）

2009/12/28

29日（火）のメイン第10レースに「酒米の王様・山田錦杯」（A1・A2混合、1700メートル）が行われます。

アルドラゴン（牡8、田中範雄厩舎）が8月の摂津盃以来のレースです。爪の状態が良くなく復帰が遅れていました。昨年2着だった兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを目標にしていましたが仕上がり切れませんでした。JRA時に名古屋大賞典JpnIIIを制している実績馬で、兵庫に移籍してからも名古屋大賞典2着や、前走摂津盃をはじめ重賞で5勝。オープン特別では今回と同じ58キロを背負って3連勝と負けなしです。久々だけにスタートが互角ならハナから行ってしまうかもしれません。

次位争いは難解です。3走前のこの距離のオープンではイイデケンシン以下を鋭く差し切ったシンボリピレネー（セン9、吉行龍穂厩舎）を筆頭に置きました。

巻き返しを期すツルマルメジャー（牡4、岡田利一厩舎）が3番手。前々走は思い切った先行策でハスフェルの2馬身差2着に粘りましたが、前走園田金盃では好位で折り合いを欠き3コーナー手前で一杯になりました。ここは本来のマクリ勝負で連争いに加わります。

JRA4勝馬マイネルマニセス（牡5、橋本忠男厩舎）が転入後3走目の前走で鋭い末脚を見せて、勝ったキーポケットに半馬身差まで迫りました。さらに上積み必至です。

前走A2でゲイリーディライトの2着に入った兵庫3歳女王バージンサファイヤ（牝3、平松徳彦厩舎）、格上挑戦も底を見せていないモエレカバーガール（牝5、曾和直榮厩舎）などが差なく続きます。

（文／大阪日刊スポーツ・池永博省）


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