レース展望・予想

赤レンガ記念馬モエレエトワール転入初戦「日向灘特別」（佐賀）

2009/12/19

20日（日）第10レースは「日向灘特別」（A1A2級、1800メートル）。

モエレエトワール（牡7、真島元徳厩舎）が道営からの転入初戦を迎えます。今年初戦の重賞・赤レンガ記念（5月6日、札幌1700メートル）を勝利し、続くオープン特別と連勝。今シーズンの勝利はこの2つのみでしたが、ほかにも重賞で2着が2回と道営のトップクラスとして活躍してきました。当地ではA2級と格付に恵まれたうえ、今開催は27日に重賞の中島記念が組まれている関係で、A級の力量上位馬はそちらに出走。このレースは近走の準オープン、オープン特別での連対馬がいないメンバー構成となったことで、初戦から勝利の期待が高まります。

コスモラバンジン（牡6、土井道隆厩舎）も今回が佐賀転入初戦です。JRAでは障害競走で活躍し、オープンで2勝しています。平地競走には07年10月以降出走していませんが、障害転向前には500万円以下条件で勝ち馬から1秒程度の差で走っており、こちらも初戦から要注意の1頭となりそうです。

オリオンザクロノス（牡6、石川浩文厩舎）は、昨年の吉野ヶ里記念の勝ち馬で、今回が石川厩舎に転厩しての初戦となります。昨年8月にオープン特別で勝利以降勝ち星に恵まれておらず、今年は8戦して3着2回が最高とやや苦戦しています。今回は8月の韓国岳特別（1800メートル）3着以来で、中島記念の選考から漏れ、こちらへの出走となりました。そのぶん相手が軽くなっており、鞍上に内田利雄騎手を迎え、心機一転で復活への手ごたえを掴みたいところです。

（文／上妻輝行）


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