レース展望・予想

デュヴァルのオープン初勝利に期待（園田）

2009/12/08

9日（水）のメイン第11レースに「近江しゃも特別」（A1、1700メートル）が行われます。

昇級2走目（前走遠征を含めれば3走目）のデュヴァル（牡8、森澤友貴厩舎）のオープンA1初勝利に期待します。JRA3勝、1000万円以下条件から6月に兵庫へ転入し、初戦はA2の姫路1500メートル。3コーナーで先頭に立ったラガーチトセオーを必死に追いましたがクビ差負け2着でした。その後、夏場は不本意な成績でしたが、転入後の初勝利は10月の7走目。A2の園田1700メートル戦で、直線を向いて先頭のパワーサムを追ってゴール前で鋭く伸びて差し切りました。続くA1昇級初戦では、逃げたミサトタッチの2番手から4コーナーで先頭も、エンタノメガミとラガーリーダーの強襲に敗れましたが3着と善戦しています。前走は東海菊花賞に挑戦し6着でしたが、この経験はプラスになったはずです。再度の早め勝負でゴールまで突っ走ります。

ユーガットテースト（牡6、保利良次厩舎）が7月にA1を差し切ったときの木村健騎手とのコンビが復活です。前々走では向正面から動いて4コーナーで先頭のイイデケンシンに並びました。結果は待機策に出たシンボリピレネーに差し切られ、イイデケンシンにも先着され3着でした。1700メートルの大外枠は不利ですが、折り合いの競馬には逆にプラス材料になりそう。デュヴァルを追って直線で逆転を狙います。

前走兵庫クイーンカップ2着など実績上位のエンタノメガミ（牝5、中塚猛厩舎）、転入後3走目で上積み必至のサクラキングダム（牡7、吉行龍穂厩舎）、9月にA1勝ちがあり脚質に幅が出たミブロボーイ（牡4、松浦正勝厩舎）、JRA4勝馬マイネルマニセス（牡5、橋本忠男厩舎）などが差なく続きます。

（文／大阪日刊スポーツ・池永博省）


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