レース展望・予想

まだ底を見せないコスモトノ「園田金盃」(園田)

2009/12/01

2日(水)のメイン第10レースに重賞「第52回園田金盃」(1870メートル)が行われます。総決算レースでメンバーも揃いましたが、なんといっても小牧太、赤木高太郎、岩田康誠の3騎手がJRAへ移籍後、デビュー地の重賞で初めて揃い踏みします。

ここはJRAデビュー馬の争いでしょう。コスモトノ(セン5、吉行龍穂厩舎)はJRAでは1勝ですが、船橋で4走してC1で1勝、2着1回。7月に兵庫へ移籍し、B2からスタートすると、A2まで5連勝しました。気性で走るタイプで、その後も姫山菊花賞、JRA500万円以下との交流戦・武庫川特別でともに2着と底を見せていません。ここも向正面からスパートして4コーナーで先行勢を射程圏に入れ、直線勝負で初タイトルの期待です。

赤木騎手が乗るハスフェル(牡7、重畠勝利厩舎)はJRA4勝(地方交流戦での1勝含む)、07年8月からはオープン格付でした。兵庫に転じて3走目の前走では好位を進んで4コーナーで先頭に立ち、ツルマルメジャー、カラテチョップなどを破っています。前走の再現なら逆転も十分です。

岩田騎手と初コンビを組むカラテチョップ(牡3、寺嶋正勝厩舎)は、8月の大井・黒潮盃3着のあと、2走前のコウノトリ賞は久々のため太めで2着完敗、前走は初の古馬オープン相手で3着でした。今回は上積み必至で、岩田騎手がどんな騎乗をするか楽しみですが、現況では単穴に止めます。

タガノシャンハイ(牡7、碇清次郎厩舎)は前走の名古屋・JBCクラシックJpnIで6着に伸びています。兵庫でデビューから3戦2勝後、JRAに転じ2勝を積み上げています。今回も直線勝負にかける策でしょう。

逃げる小牧騎手のモエレトレジャー(牡8、曾和直榮厩舎)、コウノトリ賞では逃げ切って圧勝しカラテチョップを破ったキヨミラクル(牡3、森澤憲一郎厩舎)、重賞3勝馬バンバンバンク(牡4、田中範雄厩舎)などが差なく続きます。

(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)


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