レース展望・予想

岩手3勝目狙うゼットファースト(水沢)

2009/12/18

19日(土)メイン第9レースは「馬仙峡レース」(A級三組、1600メートル)、10頭立て。

人気を集めそうなのはゼットファースト(牡5、小林義明厩舎)、マルブツワイルド(牡4、小西重征厩舎)の2頭。

ゼットファーストはJRA500万円以下条件から転入し、4戦2勝。1戦おきに好凡走が続きますが、2勝はいずれも見事な末脚がさく裂したもの。前々走・ひいらぎ賞ではマルブツワイルドらを完封。鮮やかな3コーナーマクリを披露しました。前走は伸びを欠いて4着止まりでしたが、なし崩し的に脚を使ったためと解釈。本来の後方待機策に徹して岩手3勝目を狙っています。

一方のマルブツワイルドは前走・ゴールデンステッキ賞で沢田盛夫利騎手とのコンビで快勝。今シーズン、着外に沈んだのは適性のない芝2戦。ダートでは抜群の安定感を誇り、3勝、2着4回という成績を残しています。また、ひいらぎ賞は3着でしたが、このときはゼットファーストより1キロ増の負担重量で出走。しかし今回は同じ56キロで、逆転の可能性も十分あります。

以下は非常に混戦。各馬が死角を抱え、一発かはたまた凡走する可能性があるメンバーばかり。

例えばすんなりハナを奪えればニシノアンサー(牡6、佐々木恒厩舎)の逃げ粘りが妙味で、同じく逃げがベストの戦法であるマイネルオール(牡4、平澤芳三厩舎)も同型をさばければ怖い存在。

また近2走こそひと息ですが、実力では劣らないソノマンマ(牡4、鈴木七郎厩舎)、堅実な差し脚が武器のサクラアリエル(牝5、菅原右吉厩舎)も争覇圏内に位置。いずれにせよ展開ひとつで結果がガラリと変わりそうな一戦です。

(文/松尾康司)


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